実家の猫(3歳、オス)がカーテンに引っかかって落下した後、右前脚を上げていました。
直後のレントゲンです。
猫の肘関節脱臼は、猫の前肢の肘関節が正常な位置から外れてしまう状態を指します。
肘関節脱臼は、一時的なもの(一過性脱臼)や永続的なもの(持続性脱臼)の2つのタイプに分類されます。
一過性脱臼は、関節が外れた後に自然に元の位置に戻る場合がありますが、持続性脱臼では関節が安定せず、手術的な処置が必要となることがあります。
今回は手術を行わず、麻酔をかけ肘関節が外れた部分を元の場所にはめる処置を行いました。
整復後のレントゲンです。
外れた関節を元に戻すことができましたが、何かの拍子で外れることもあるので、1ヶ月間は安静にしてもらいました。
脱臼整復後の経過は良好です。
しばらく右前脚をかばうように歩いていましたが、いまは走り回ってネズミのおもちゃを追いかけるようになり、元気に過ごしてます。
院長 神西