こんにちは!スタッフの神西(妹)です。
2年前、実家の猫のシマちゃん(1歳・雄)のトイレのシートを交換したところ、いつもよりおしっこの量が少ないことに気がつきました。
変だなあと思い、尿検査をしたところ【尿石症】であることがわかりました。
尿路結石症(尿石症)とは
尿石症を引き起こす代表的な結石は、「ストルバイト結石」と「シュウ酸カルシウム結石」の2種類です。
ストルバイト結石は1歳から6歳の成猫期、シュウ酸カルシウム結石は7歳から11歳のシニア期の猫に発生しやすいことが明らかになっています。
採取した尿を遠心分離機にかけ顕微鏡を見たところ、ストルバイト結石がこんなに・・・!
「まだ1歳なのに・・・」とショックを受けました。
そういえばいつもうんちがカッチカチであったこと、
水をあまり飲んでいなかったことなど、思い当たる節が次々と出てきました。
猫ちゃんはワンちゃんほどガブガブと水を飲まないため、
尿石症になりやすいといわれています。
石を溶かすサプリメントと療法食フードを与えて、水をたくさん飲むようにいくつか水入れを部屋に置きました。
それから1か月後・・・
結晶がほとんどなくなりました!
シマちゃんにはしばらく尿石疾患用の療法食フードを続けてもらいました。
水もたくさん飲んでくれて、3歳になった今も元気に過ごしています。
もしこのまま尿石症を知らずに放っておいたら、いつか尿石が詰まって尿道が塞がれ【尿道閉塞】を発症し、【急性腎不全】や【尿毒症】を引き起こす可能性があります。
まだ若いから・・・と、油断していましたが、若いうちから血液検査や尿検査など健康状態を調べることで、シマちゃんのように療法食フードやサプリメントで早期対策・予防できることもあります。
トイレをする様子がいつもと違ったり、量が多かったり少なかったりするのが気になるようでしたら、そのまま様子をみらず、一度尿検査を受けにいらしてください。
また、9月から秋の健康診断キャンペーンが始まっています。
採尿管セットだけでもお渡しいたしますので、お気軽にスタッフにおたずねください。