こんにちは!スタッフの神西(妹)です。
「子猫を拾ってしまったけど、どうしたらいいですか?」とのお問い合わせや来院がこの時期は特に多くなります。
病院側から皆様へ、子猫を拾ったらまず最初に注意していただきたいことをお伝えします。
子猫を拾ったら注意したい3つのこと
①すでにお家にいる猫ちゃんと接触させない
つい今いる猫ちゃんに紹介したくなりますが、長い間お外にいた子猫ちゃんは感染症などの病気にかかっているかもしれません。
くしゃみ、鼻水、目ヤニなどの症状などが見られる場合、今いる猫ちゃんにも病気をうつしてしまうおそれがあります。
子猫ちゃんの症状が良くなるまで、今いる猫ちゃんとの接触をなるべく避けましょう。
②赤ちゃん、小さなお子さんに接触させない
お外にずっといた子猫ちゃんは、ノミ・マダニに寄生されていることがあります。
特にマダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という感染症を保有しており、犬や猫だけでなく人にとっても危険な寄生虫です。
もし赤ちゃんや小さなお子さんがマダニに感染した場合、命の危険性が高まります。
毎月1回のノミ・マダニ駆除薬の定期的な投薬で、寄生虫を駆除していきましょう。
③子猫ちゃんを触ったら必ず手を洗う
お外にいた子猫ちゃんは猫エイズ(猫免疫不全ウィルス感染症)にかかっているかもしれません。
触ったら、ほかの猫ちゃんを触る前に手をしっかり洗いましょう。
猫エイズに感染しているかどうかは、血液検査で診断いたします。
子猫を拾ったら、まずは動物病院で診察を受けることをおすすめいたします。
子猫の育て方など、これからやるべき予防処置など詳しくご説明いたしますので、お気軽にご相談ください😸
愛玩動物看護師 神西