台風や雷雨など、不安定な夏の天気が続いていますね
最近、「食欲がない」「嘔吐する」などの症状で来院される患者さんが増えています。
私たち人間も夏の暑さによって食欲がなくなったり、体がだるくなったりと体調を左右されるのと同じように、動物たちも体調を崩すことがあります。
最近来られる子は夏バテによる胃腸炎と診断されることがほとんどですが、食中毒や熱中症から起こるものでしたら、命の危険性が上がります。
胃腸炎は熱中症や夏バテで起こるものだけではありません。
高温多湿な場所に長く置いていた劣化したフードを与えていたり、バーベキューで動物にあげてはいけないものをあげてしまったり、食べ物が原因のものもあります。
また、親戚の集まりでいつもと違う環境に身を置いたとき、雷、花火大会、台風の音によるストレスで胃腸炎になる子もいます。
中には、進行中の重大な病気が隠れていることもあります。
嘔吐や食欲不振になってもそのまま様子見をせず、動物病院へ診察にいらしてください。
胃腸炎の原因は様々ですが、まずは今与えているフードが劣化していないか、不調を起こす食べ物をあげたりしていないか、水たまりの水を飲んでいないかなど、身近なところから観察されてみてください。
我が家のシマちゃんも、この暑さにだらけきっております(笑
皆様どうぞ夏を楽しまれて、ご自愛して過ごされてくださいね。
愛玩動物看護師 神西